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【GCP入門編・第2回】まずは、ここから! Google Cloud Platform (GCP) の事前準備!
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前回の記事、【GCP入門編・第1回】Google Cloud Platform (GCP) とは?では Google Cloud Platform とは何か、そして各サービスの特徴や活用するメリットについて紹介しました。
第2回目となる今回は、 GCP の事前準備として必要となるアカウントの作成や、管理用ダッシュボードでよく使う項目を紹介します。
目次
この記事の目的
- GCP を使用するために必要な準備をしよう。
- GCP アカウントの作成、管理用ダッシュボードを操作できるようになろう。
Google Cloud Platform (GCP) を使ってみよう
早速、 GCP のコンソールにログインしてみましょう。
Google アカウントの作成
GCP を利用するためには Google アカウントを取得する必要があります。お持ちでない方は、https://accounts.google.com から作成することができます。
Google アカウントが用意できたら、 https://console.cloud.google.com にアクセスします。初めてアクセスする方にはチュートリアルが表示されます。コンソールにログイン経験のある方には、デフォルトのプロジェクトのダッシュボードが表示されます。
GCP のプロジェクト概念
GCP が AWS と大きく異なる点のひとつに、 ”プロジェクト” の概念があります。Compute Engine (GCE) や App Engine (GAE) などのGCP で利用するリソースや、Google Calendar や Google Map などで利用する Google API はすべてプロジェクトと紐づけられ、プロジェクト単位で課金やユーザー管理を行うこととなります。そのプロジェクトは複数作成することが可能です。
そのため、開発者はプロジェクト毎にアカウントを作成する必要がなく、好きなだけプロジェクトを作成することができます。
一見、複雑なようにも見えますが、プロジェクト毎にユーザー管理や課金が別個に行えるため、複数のクライアント向けにプロジェクトを進行する開発者の方々にとって、管理が容易になるでしょう。
12ヶ月間300ドル分の無料トライアル
2018年9月現在、 GCP の12ヶ月間300ドル分の無料トライアルが実施されています。画面上部に表示されている “SIGN UP FOR FREE TRIAL” をクリックして、クレジットカードもしくはデビットカードを登録すれば、無料トライアルがスタートします。GAE や GCE の利用にも、同じくカード情報の入力が必須となっています。
なお、無料トライアルが終了したあと「自動でクレジットカードに課金されてしまう」ということはありません。試してみたいけれどクラウドの高額な請求に不安がある、という方も、安心してご利用いただくことが可能です。
GCP のよく使う項目
まずは画面左端にあるメニューボタンをクリックしてみましょう。ここで展開されるメニューから、 GCP のすべての機能にアクセスすることができます。
それでは、よく使う項目および重要な項目について説明していきます。
IAM & Admin とは
IAM は Identity Access Management の略で、プロジェクトにアクセスできるユーザーの定義と、ロールの設定を行うことができます。 AWS をご存知の方は AWS IAM とほぼ同じものだとイメージください。ロールはデフォルトで用意されているもののみが利用可能であり、カスタマイズすることはできません。しかし、大体の目的に必要十分なロールが、事前に定義されています。
Repositories とは
GCP ではプロジェクトで使用するリポジトリを無料で作成することが可能です。
まず、画面左のメニューボタンをクリックします。次に、表示されるメニューの ”TOOLS” にカテゴライズされている ”Development” をクリックすれば、リポジトリが作成されます。また、バージョン管理システムは Git を使うことができます。
もちろん、 GitHub にコードをホストした状態で GAE や GCE を使うこともできます。 GCP 上でサービスを提供すると決めているのであれば、追加の課金なしでプライベートリポジトリを使用してみてはいかがでしょうか。
Google Cloud Shell とは
Google Cloud Shell では、 Google Cloud SDK や Google App Engine SDK がビルトインで用意された Linux の環境を使うことができます。この Cloud Shell には、画面上部の Cloud Shell 起動アイコンをクリックすることでアクセスが可能です。開発の際には、ローカルマシンにこのような環境をセットアップした上で、クラウドで展開したマシンやサービスの管理を行うことがありますが、 GCP にはそれに十分なだけの環境が整っています。
5GB のストレージを使うことができる Linux マシンとなっており、 Python や Java など、 GAE でサポートされている言語のランタイムも入っているため、 Cloud Shell だけで簡単なコードを走らせることも可能です。
なお Cloud Shell は無料で使用することができます。
おわりに
いかがでしたか。以上で GCP の事前準備と、よく使う項目の説明は完了です。
聞き慣れない専門用語が多数出てきて、一度にすべてを覚えるのは難しいかもしれませんが、少しずつ習得していきましょう。
次回は、実際に GCP の機能を試用します。Google Compute Engine (GCE) とは何か、そして、 GCE インスタンスの立ち上げ方を学び、起動させてみましょう。
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