GmailとOutlookの違いを無料版、有料版で徹底比較!

GmailとOutlookの違いを無料版、有料版で徹底比較!

GmailとOutlookは、どちらも無料で利用できるメールサービスです。メールサービスの導入を考えている方の中には「GmailとOutlookの違いとは?」と考えている方もいるでしょう。

それぞれのメールサービスを利用してみないと、それぞれのメリットや違いはわからないことがあるのもまた事実です。

そこでこの記事では、GmailとOutlookの二つを利用したことがある著者が違いについて解説していきます。きっと、GmailとOutlookを一度も利用したことのない方でもGmailとOutlookの違いを理解できるでしょう。

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Gmailとは?

Gmailは、Googleが提供しているメールサービスです。プライベート利用からビジネス利用まで幅広いユーザーに好まれ、使用されているサービスです。Googleカレンダーやビデオ会議ツールGoogle Meetともスムーズな連携が可能です。

また、インターネットに接続できる環境があれば、PC・スマートフォン・タブレットなどデバイスを問わずに使用できるのが特徴の一つ。

出勤中にスマートフォンでメール確認を行ったり出張中に旅館のPCからメールの送受信を行ったりできるため、業務効率化を進められる便利なメールサービスです。ほかにもメールの自動振り分けや検索機能など、メールを効率的に使用するための機能が揃っています。

自動的に迷惑メールをフィルタリングしてくれる便利な機能も兼ね備えていたり、不審なメールには注意アラートを表示したり、返信忘れ防止機能が備えられていたりと、ユーザー体験が良い機能が兼ね備えられております。

Gmailには、無料で使用できる「Gmail」と有料で使用できるビジネス版Gmailである「Google Workspace」の2種類があります。

Outlookとは

Outlookは、Microsoftが提供しているメールサービス。Windowsの定番ソフトで、ビジネスシーンで主に活用されています。スケジュール管理や共有、オンライン会議のスケジュール作成など、ビジネスを円滑に進める機能がついているメールサービスです。また、ビデオ会議ツールSkype、TeamsやMicrosoft365とスムーズな連携が可能です。

Outlookにも、自動的に迷惑メールをフィルタリングしてくれる便利な機能も兼ね備えています。また、場所や時間、デバイスにとらわれずにメールの送受信を行うことができるので、テレワークにおいて業務効率化を進められる便利なメールサービスであると言えるでしょう。

Outlookには、無料で使用できる「Outlook.com」と有料で使用できる「Outlook」の2種類があります。

無料版GmailとOutlook.comの違いを比較

GmailとOutlook(Outlook.com)は、どちらも無料で使用できるメールサービスです。

GmailとOutlook.comの機能を表にして比較しているのでご覧ください。
 

Gmail Outlook.com(無料版)
ドメイン名 gmail.com outlook.com
outlook.jp
のどちらかを設定できる
アカウント登録 登録あり 登録あり
ストレージの使用可能容量 15GB 15GB
メール自動振り分け機能 あり あり
自動転送機能 あり あり
迷惑メールのフィルタリング機能 あり あり
ウィルススキャン あり あり
連絡先の同期 あり あり
複数アドレス管理 可能 可能
ストレージとの連携 可能 可能
スペルチェック 可能 可能
メール検索・並び替え 可能 可能
重要なメールの区分 可能 可能
メール通知 可能(Chromeのデスクトップ通知によって設定可能) 可能(デスクトップ通知)
メールボックスの共有 可能 可能

 
上記の表の通りGmailとOutlook.comは、同じような機能がついています。

どちらのメールサービスも豊富な機能がついているので、個人で利用するなら無料版でも問題ないでしょう。

有料版GmailとOutlookの違いを比較

それでは、有料版Gmailの Google Workspace とOutlookの違いを比較していきます。

有料版ではGmailならGoogle Workspace、OutlookならMicrosoft 365が、それぞれグループウェアのサービスのひとつとして提供されています。

プランの比較

Google WorkspaceとMicrosoft 365ではプランの金額と内容が異なります。

表にまとめたのでご覧ください。
 

Google Workspace

プラン 料金 機能
Business Starter ¥680/月 Gmail
Googleドライブ
Google Meet
Googleカレンダー
Googleチャット
Currents
Jamboard
Googleドキュメント
Googleスプレッドシート
Googleスライド
Google Keep
Googleサイト
Googleフォーム
特徴
100人まで参加可能なビデオ会議
セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール
セキュリティと管理機能
プラン 料金 機能
Business Standard ¥1,360/月 Gmail
Googleドライブ
Google Meet
Googleカレンダー
Googleチャット
Currents
Jamboard
Googleドキュメント
Googleスプレッドシート
Googleスライド
Google Keep
Googleサイト
Googleフォーム
特徴
150人まで参加可能なビデオ会議(録画可能)
セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール
セキュリティと管理機能
プラン 料金 機能
Business Plus ¥2,040/月 Gmail
Googleドライブ
Google Meet
Googleカレンダー
Googleチャット
Currents
Jamboard
Googleドキュメント
Googleスプレッドシート
Googleスライド
Google Keep
Googleサイト
Googleフォーム
特徴
250人まで参加可能なビデオ会議(録画・出欠状況の確認が可能)
セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール、
高度なセキュリティと管理機能(Vault・高度なエンドポイント管理など)
プラン 料金 機能
Enterprise 非公開 Gmail
Googleドライブ
Google Meet
Googleカレンダー
Googleチャット
Currents
Jamboard
Googleドキュメント
Googleスプレッドシート
Googleスライド
Google Keep
Googleサイト
Googleフォーム
特徴
250人まで参加可能なビデオ会議(録画・出欠状況の確認・ノイズキャンセル・ドメイン内ライブストリーミングが可能)
セキュリティ保護されたカスタムのビジネス用メール(eDiscovery・データ保持・S/MIME暗号化)
高度なセキュリティ管理、コンプライアンスの制御機能(Vault・DLP・データリージョン・エンタープライズ・高度なエンドポイント管理など)

 

Microsoft 365

プラン 料金 機能
Microsoft 365 Business Basic
(一般法人向け)
¥540/月 Word
Excel
PowerPoint
Teams
Exchange
OneDrive
SharePoint
特徴
最大300人のオンライン会議やビデオ通話が可能。
Outlookは入っていない。
ウェビナーの開催はできない。
自社情報にいつ誰がアクセスできるか制御できる。
プラン 料金 機能
Microsoft 365 Business standard
(一般法人向け)
¥1,360/月 Outlook
Word
Excel
PowerPoint
Publisher(Windows PC のみ)
Access(Windows PC のみ)
Teams
Exchange
OneDrive
SharePoint
特徴
最大300人のオンライン会議やビデオ通話が可能。
ウェビナーの開催可能。
Exchangeで法人メールを使用できる。
自社情報にいつ誰がアクセスできるか制御できる。
プラン 料金 機能
Microsoft 365 Business Premium
(一般法人向け)
¥2,180/月 Outlook
Word
Excel
PowerPoint
Publisher(Windows PC のみ)
Access(Windows PC のみ)
Teams
Exchange
OneDrive
SharePoint
Intune
Azure Information Protection
特徴
最大300人のオンライン会議やビデオ通話が可能。
ウェビナーの開催可能。
Exchangeで法人メールを使用できる。
自社情報にいつ誰がアクセスできるか制御できる。
デバイス紛失・盗難時に遠隔操作で会社のデータを消去できる。

*Google Workspace・Microsoft 365ともに、ここで紹介している以外のプランもあります。メジャーなプランを今回はご紹介しております。
 
Google WorkspaceとMicrosoft 365ともに、有料版を使用すると業務を効率的に進められる機能が揃っていたり、セキュリティがより高度な環境を提供していたりします。

そのため、GmailやOutlookをビジネスで活用したい方は、Google WorkspaceやMicrosoft 365のようなグループウェアを導入するのがおすすめです。

「Microsoft 365 Business Basic」だけメール機能(Outlook)を使用できないので、ご注意ください。

提供サービスの比較

次にGoogle WorkspaceとMicrosoft 365で提供しているサービスを比較していきます。

Google WorkspaceとMicrosoft 365では、主に次の2つの違いがあります。

  1. 提供アプリケーション
  2. ストレージ容量

この2つの違いについて解説していきます。

提供アプリケーションの比較

Google WorkspaceとMicrosoft 365では、同じようことができる提供アプリケーションがついています。

Google WorkspaceではGoogleスプレッドシート・Googleドキュメント・Googleスライドなど、Microsoft 365ではExcel・Word・PowerPointなどが使用可能です。

提供アプリケーションには大きな違いはありませんが、アプリを使用することによる作業効率の差があります。

Microsoft 365で提供しているExcelやWordなどは、データを更新するたびにファイルを共有しなくてはいけないのがデメリットです。

最新のファイルがどれかわからなくなったり、同時に更新したファイルのどちらかを追加したりする手間が発生します。ただ、この課題を解決するために、バージョン管理を徹底している会社にとっては、大きな問題はないかと思います。

反対にGoogle Workspaceで提供しているGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートなどは、同時編集が可能なため、最新のファイルが明確化され、手動で更新する必要がないのがメリットです。

Google Workspaceでは、ファイルの共有は、メールアドレスで共有をかけたり、URLで権限を設定して共有をかけることができます。そのため、誤って別のファイルの共有をしてしまっても、共有したメールアドレスを削除したり、閲覧権限の変更することで該当のファイルが閲覧不可になるため、セキュリティ上のリスクも軽減することが可能です。

一方で、ExcelやWordなどのファイルは共有をファイルで行うため一度送付したデータは削除することができません。この課題を解決するためには、OneDriveなどのストレージサービスを介してデータの共有をすることをオススメします。

ストレージ容量の比較

GmailとOutlookには、ストレージ容量の違いもあります。

厳密にはGoogle WorkspaceとMicrosoft 365で提供しているプランによって、ストレージ容量が変わります。

それぞれのプランのストレージ容量を表にしてまとめたので、ストレージ容量の違いが気になる方はご覧ください。
 
-Google Workspace-

プラン ストレージ容量
Business Starter 30GB
Business Standard 2TB
Business Plus 5TB
Enterprise 必要に応じて容量を増やせる

 
-Microsoft 365-

プラン ストレージ容量
Microsoft 365 Business Basic
(一般法人向け)
1TB
Microsoft 365 Business standard
(一般法人向け)
1TB
Microsoft 365 Business Premium
(一般法人向け)
1TB

 
Google Workspaceはプランによってストレージ容量が変わり、プランのグレードが上がるごとにストレージ容量が増えていきます。反対にMicrosoft 365では、どのプランも1TBのストレージ容量です。

会社やチームで使用する方は、導入前に利用予定のプランのストレージ容量がどれくらいあるか調べたり、何のファイルをストレージに入れて管理するのか、その結果どのくらいのストレージが必要になりそうか、整理しておくと良いでしょう。

まとめ

この記事では、GmailとOutlookの違いについて解説していきました。GmailとOutlookは、どちらも個人やビジネスでの利用で活躍してくれるメールサービスです。しかし、グループウェアで比較すると、作業効率に多少の違いがあります。

ビジネスでのメールサービスの利用を考えている方は、グループウェアや作業効率、ストレージ容量を比較することで、導入したいメールサービスを明確にできるかもしれませんね。

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