グラフを自動で作成する!GoogleスプレッドシートのAI機能「データ探索」とは?

グラフを自動で作成する!GoogleスプレッドシートのAI機能「データ探索」とは?

Googleが提供する表計算ツール「Googleスプレッドシート」。

Googleスプレッドシートでは表計算を行えるだけでなく、「データ分析」や「グラフ作成」を自動で行うことができます。

この記事では、Googleスプレッドシート搭載のAIアシスタント機能「データ探索」を用いて、グラフを自動で作成する方法を解説します。

「データ探索機能とは?」、「グラフを簡単に作る方法はあるの?」と気になる方は、ぜひ参考にしてください。

目次

Google スプレッドシートのAI機能「データ探索」

Google社が提供する表計算ツール「Googleスプレッドシート」には、AIアシスタント機能「データ探索」と呼ばれる機能が搭載されており、データの分析・解析を自動で行うことができます。

データ探索機能は、Googleの様々なサービスで利用することができます。「Googleドキュメント」や「Googleスライド」でも利用可能です。今回は「Googleスプレッドシート」におけるデータ探索の機能について、使い方や活用例を詳しく解説していきます。

グラフを自動で作成する方法

データ探索を使えば、グラフを自動で作成することができます。ここからは、グラフを自動で作成する方法をご紹介します。

まずGoogleスプレッドシートを開き、白のセルにグラフ化させたいデータを入力していきます。

1データを入力する

データを入力したら、Googleスプレッドシート画面右下にある「データ探索」をクリック。データ探索は「Alt+Shift+X」から開くことも可能です。

2データ探索の位置

データ探索をクリックすると、画面右側に「データ探索」と記載されたセグメントが表示されます。これらのデータは、データ探索で分析された解析結果です。

3画面右に表示されるデータ探索

データ探索の解析結果から、グラフ化させたいものを「ドラッグ&ドロップ」します。グラフがデータ探索結果の外に移動していれば完了です。

8グラフをドラッグアンドドロップする

このように、データ探索を使えばグラフを自動で作成できるため、仕事の効率が高まります。次の章では、より詳しい「データ探索の活用法」をご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

「データ探索」機能の活用法3つ

ここからは「データ探索」機能の活用法をご紹介します。解説する内容は、以下の3つです。

  1. 書式を色分けする
  2. グラフを作成・編集する
  3. 他のツールに貼り付けて利用する

活用法1.書式を色分けする

Googleスプレッドシートでデータを入力し、背景が白の場合、メリハリが無く見えづらい印象を受けてしまいます。

そこでデータ探索機能の「書式」を使えば、背景色を交互に色分けすることができるので便利です。視覚的にも見やすくなり、作業効率アップにも繋がります。

書式の背景を色付けするやり方

データ探索機能の「書式」の使い方をみていきましょう。

以下の画像は、Google スプレッドシートにデータを入力したものです。この時点では、全ての背景色が白色なので区別されていません。

4.書式変更前の画面

画面右下の「データ探索」をクリックし、表示されたセグメントから「書式」を選択します。様々なカラーが表示されるので、背景色の色を選択すれば完了です。

5.書式背景変更後の画面

書式の背景色を細かく設定するやり方

さらに細かく背景色をカスタマイズしたい場合には、「書式」の『編集』から設定を行います。

6背景色の設定方法

多様な色彩から、データに合ったカラーを選ぶことができます。複数名での共同編集や資料作成など、視覚的に見やすいレイアウトにしたい時におすすめの機能です。

活用法2.グラフを編集する

グラフを自動で作成する」でもご紹介しましたが、データ探索機能を使用すれば、データを簡単にグラフ化させることができます。作成したグラフは、色、表記、文字のサイズ、種類など、細かい編集を行えます。

使い方は、右上の3点リーダーから「グラフを編集」を選択します。画面右側に「グラフエディタ」が表示されるので、ここから詳細を設定していきます。

9グラフを編集する

グラフの種類は様々ある

グラフの種類には、円グラフ、棒グラフ、折れ線グラフ、散布図など様々あります。

7グラフ化したデータ

用途によって使い分けられるので、表現の幅が広がります。また、自分でグラフを作る必要はありません。カラーや大きさなどの細かい設定を行いたい時は、デフォルトのグラフを編集することで、効率よくイメージ通りのグラフ作成を行えるので便利です。

活用法3.グラフを他のツールと連携させる

Googleスプレッドシートのデータ探索で作成したグラフは、他のGoogleサービスと連携させることができます。「Google ドキュメント」や「Google スライド」などの作業効率化ツールと共有すれば、スムーズな資料作成に役立ちます。

連携方法は、グラフ右上の3点リーダーから「グラフをコピー」をクリックします。

10グラフをコピーする

次に、データを貼り付けたいツールを開き、画面上部の「編集」から「貼り付け」を選択します。画面にグラフが表示されていれば完了です。

11Googleスライドに貼り付ける

まとめ

いかがでしたでしょうか?今まで苦労していた、グラフ作成の難易度が格段に下がったのではないでしょうか?

Googleスプレッドシートには、表計算ソフトとしての利用法だけに留まらず、タスク管理や業務進行管理などでも大活躍します。その他にも様々な便利な機能がたくさん備わっております。ぜひ、以下の記事も併せてご覧ください。

【参考記事】
作業効率が10倍UP!Googleスプレッドシートの活用方法3選

今更聞けないGoogleスプレッドシートの6つ活用法!Excel(エクセル)でできない機能まで解説!

Googleスプレッドシート以外にも、Googleが提供しているツールは様々あります。基本的にWeb上のアプリケーションでインストールは不要です。更に、提供サービス間の連携もスムーズで、データ共有もURL一つでできるのが魅力の一つです。

ぜひこの機会に、利用したことがないツールについて理解を深めてみませんか?

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本記事でご紹介した「Google スプレッドシート」の機能においても、G Suiteの管理者ならユーザーの利用権限を細かく設定できたり、Googleドライブで安全かつ効率的にデータ共有を行えます。

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【関連記事】

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