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知って納得!テレワークでChromebook を使うメリットとデメリットとは?
- Chromebook
- テレワーク
- デメリット
- メリット
新型コロナウイルスの影響で、テレワークを導入する会社が増えています。
「うちの会社でも、そろそろ検討した方が良いのかな」と、お考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
テレワーク導入にあたり、第一に必要になるものがノートPCです。ノートPCがなければ、会社以外の場所で働くことは難しいでしょう。
本記事では、テレワーク用のノートPCとしてオススメな"Chromebook"をご紹介します。基本的な特徴から、Chromebook のテレワーク利用におけるメリット・デメリットまで、詳しくご説明します。
自社でテレワーク導入を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください!
目次
Chromebook とは?
Chromebook とは、Googleが開発した"Chrome OS"を搭載したコンピューターの総称です。WindowsやMacとは完全に異なる、Google独自のOSをマシンに組み込んでいます。
※OSとは、"オペレーティング・システム"の略で、コンピューター全体を管理、制御するためのものです。
Chromebook はクラウド利用の前提で設計されたマシンであり、端末自体はとてもシンプルな作りになっています。この特徴により、テレワークにおける様々なシーンで、Chromebook が大活躍してくれます。
具体的にどのようなメリットがあるのか、次章で詳しく見ていきましょう。
テレワークでChromebook を使うメリット7選
複数人でファイルを共同編集できる
Chromebook には、Officeソフトに対応する各種アプリが標準搭載されています。
- Googleドキュメント(Wordに対応)
- Googleスプレッドシート(Excelに対応)
- Googleスライド(PowerPointに対応)
これらのアプリの特徴は「複数人でファイルを共同編集できる」ことです。ファイルはクラウド上に存在するため、複数人が同時にアクセスし、リアルタイムで編集作業を行うことができます。
そのため、テレワークで離れた場所で仕事をしていても、効率的に仕事を進めていくことができます。
チームのコラボレーションを活性化していくためには欠かせない、とても便利なツールです。
端末起動が速い
Chromebook の"電源ONからログイン画面になるまでの時間"は、わずか10秒です。テレワーク環境において、この起動時間は非常に重要なポイントです。
電車移動中の短い時間でもメールを対応でき、すぐに資料を見たいときもストレスなく実現することができます。テレワーク時は会社にいないため、組織内外での突発的なメール・電話の頻度が高まりますが、Chromebook ならスピード感を持って対応することが可能です。
バッテリーが長時間持つ
テレワークでは、終日外出先で仕事をすることも少なくありません。そのような場合、PCのバッテリー持ちはとても大切な要素です。
数年利用しているWindowsやMacの場合、2〜3時間でバッテリー切れになることも多いです。一方、Chromebook の場合、1日中充電をしなくても大丈夫なほど、バッテリー持ちが良く設計されています。
Chromebook はクラウド利用が前提となっているため、高性能なCPUを必要としません。そのため、消費電力を低く抑えることができ、バッテリーを長持ちさせることが可能になっています。
コンセントがない場所で業務せざるを得ないときは、Chromebook のありがたみを実感できることでしょう。
セキュリティが強固
テレワークの導入にあたり、会社が最も注意すべき点がセキュリティです。端末がウイルスに感染し、社内システムにまで侵入してしまったら、取り返しのつかない事態になります。
例えば、Windows PCの場合、ウイルス対策ソフトを会社が別途用意する必要があります。加えて、ウイルスも進化するため、定期的に環境を見直して、コストをかけてセキュリティ環境を整備しなければいけません。
その点、Chromebook は個別のウイルス対策が不要であり、端末の標準機能としてウイルスを排除することが可能です。Chrome OS のプロセスがサンドボックス内で実行されており、タブとシステムが完全に分離して存在しているためです。
また、Chromebook は最新OSへのアップデートを無料で行うことができます。さらに端末内でシステムを自動更新してくれるので、会社の管理者にかかる負荷は一切ありません。
紛失しても安心な端末設計
テレワークを導入する場合、ノートPCを社外に持ち出すことになります。そのため、端末のセキュリティ対策に加えて、紛失リスクも視野に入れる必要があります。
嬉しいことにChromebook には、以下2つの紛失対策が標準搭載されています。
- TPM(端末内に組み込まれたセキュリティチップ)が組み込まれている
- 紛失報告を受けたとき、すぐにロックをかけて操作不可な状態にできる
会社にとって、社員が外出先で業務をすることは情報漏洩のリスクに繋がります。そのため、あらゆる情報を収集して、対策のために多大な労力を費やしてしまうのが一般的です。
しかし、Chromebook であれば、このような手間のかかる作業は一切必要ありません。Googleの最先端のテクノロジーが、Chromebook とあなたの会社の情報資産を確実に守ってくれます。
クラウド上にデータが保存される
Chromebook におけるデータの保存先は"クラウド"であり、全てがGoogleのサーバー内で保管されます。
テレワークでは社員同士が離れた場所で仕事していますが、データがクラウド上に存在することで、誰もが容易にファイルへアクセスすることができます。
そのため、スピード感を落とさずに各自がテレワークを進めていくことが可能です。また、データは、Google ドライブ上にセキュアな状態で保存されるため、セキュリティ面が安心というメリットもあります。
周辺機器が不要
Chromebook 以外のPCは、目的に応じて周辺機器が必要になります。例えば、スマホ接続用のケーブル、外付けストレージ、Officeソフト、等が挙げられます。
Chromebook は、全てがアプリ上で同期されるためケーブルは必要ありません。また、データはクラウド保存のためストレージは不要ですし、Officeは対応するアプリを無料で使うことができます。
テレワークをするために、重いカバンを持って外出したくないですよね?
持ち物を大幅に減らすことができる、という点もChromebook の大きなメリットです。
テレワークでChromebook を使うデメリット3選
端末ログの取得が苦手
Chromebook は、端末のログ取得が苦手です。取得できるのは「ログインしたときの時間」や「現在ログインしているか?」という情報のみです。
そのため、テレワークにおいて、社員の端末ログを細かく取得したい企業にとっては、Chromebook は不向きと言えます。
ローカルストレージ容量が小さい
従来のWindows PCと比較して、Chromebook はストレージ量が少ないです。上位機種を除くと、Chromebook の大半が16GB or 32GBのストレージしかありません。
内蔵SDカードスロットを使った拡張は可能ですが、もちろん限度があります。そのため、PCのローカルスペースを使ってテレワークを行なう必要がある場合は、Chromebook はオススメできません。
マシンパワーが弱い
Chromebook は、全ての作業をクラウドで完結する前提で作られています。そのため、高機能なデスクトップ用ソフトウェアで重い作業を行なうことはできません。
例えば、ローカル環境での動画編集など、マシンパワーが必要なものは、Chromebook では作業が難しくなります。このような場合はテレワークでは仕事にならないため、会社のデスクトップPCなどで対応する必要が出てくるでしょう。
テレワークにはChromebook がオススメ
Chromebook がオススメな理由
テレワーク導入を検討されている場合は、社員用PCとしてChromebook を貸与することをオススメします。
高速な端末起動と長時間のバッテリー持ちで、余計なことを気にせずに社員の集中力を持続することができます。
また、テレワーク実践において重要なセキュリティについても、Chromebook なら安心して社外で利用することが可能です。Googleの最新テクノロジーが端末を守ってくれますし、紛失時の対策もChromebook 本体に標準搭載されています。
加えて、100%クラウドの環境で作業を進めることで、チームのコラボレーションを加速することが可能です。普段、会社の中では考えられない新しいコミュニケーションが、Chromebook を起点として実現されていきます。
このように、テレワークでChromebook をオススメする理由は「社外での業務用PCとして優秀だから」というだけではありません。
従来のWindows PCとはまったく異なるコンセプトで設計されたChromebook は、社員の発想力を養う働きがあるということです。"テレワーク"と"Chromebook"の相乗効果により、あなたの会社に"新しいイノベーション"が生み出されることでしょう。
デメリットは運用でカバー可能
3つのデメリットをご紹介しましたが、これらは運用で十分にカバーすることが可能です。
ログ取得に関しては、そもそもChromebook は端末内で行う作業がありません。これは、Chromebook が100%クラウドで完結する前提で設計されているからです。
そのため、端末ログの取得ができなくても、Web上の操作ログを確認すれば、それで問題は解決します。Chromebook はWeb利用してこそ真価を発揮する端末なので、会社がその運用にシフトすることでクリアになります。
また、ストレージやマシンパワーに関しても同じことが言えます。ローカル性能が弱いのなら、クラウドを中心とした運用に切り替えることで、心配は不要になります。むしろ、クラウド化することで得られるメリットの方が大きいので、良い機会と捉えてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
まずはスモールスタートでもOK
ここまでご紹介した通り、Chromebook は非常にシンプルな端末です。そのため、導入のハードルは低く、面倒な設定などもほとんど必要ありません。
いきなり全社導入が難しい場合、まずはスモールスタートをオススメします。一部の部署に限定したり、社員に週替わりで使わせてみたり、小さい範囲で試してみましょう。
手軽に導入でき、かんたんに使い始められる点もChromebook のメリットです。Googleの最先端テクノロジーを使い倒せるChromebook 、一度試してみる価値は大いにあると思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
テレワークでChromebook を使うメリットとデメリットをご理解いただけましたでしょうか?
テレワークは社外での業務となるため、会社として注意しなければならないポイントがたくさんあります。Chromebook は標準搭載されている機能で多くをカバーしているため、会社の負荷を最小限に抑えてくれます。
また、テレワークと相性の良い「100%クラウド」という"新しい働き方"にチャレンジすることができます。会社にいないと仕事ができない従来のスタイルを見直し、今までになかった価値観・考え方を手に入れるキッカケになります。
そして、新しいイノベーションを生み出し、会社をさらに成長させていくためにも、テレワーク導入とともにChromebook を検討してみませんか?
Chromebook について、もっと知りたい方にオススメの記事
テレワークでChromebook を使うメリットとデメリットを理解した後は、「どんな機種があるのか?」、「自社には何が適切機種なのか?」、「アプリの互換性は?」などなど気になることはあるかと思います。
ぜひ、そんなお悩みも解決してみてはいかがでしょうか?
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