G-gen ✕ Google Cloud Gen AI アイデアソン
- Gen AI アイデアソン
株式会社G-genは、Google Cloudと共同で2024年9月19日に「Gen AI アイデアソン」を開催いたしました!
これまで多くのお客様から、「Generative AI(以降、生成AIと記載)を業務に活用したい」というお声をいただく一方で、「生成AIをどのように業務で利用すればよいか分からない」「活用イメージがわかない」という声を多く受けていました。
そのようなお困りごとを抱えたお客様に丸一日ほどお時間をいただき、業務上の課題や懸念事項などを共有していただいたうえで生成AIの活用アイデアを一気に形にしてしまおう、という想いで「Gen AI アイデアソン(※1)」を始めました。
「Gen AI アイデアソン」では、ワークショップを通じて生成AIの基礎知識・活用方法のインプット・活用方法や解決策の検討を行うことを目的としています。
今回は7社(総勢20名)の参加者様にお集まりいただきました。
実際にご自身の企業でお困りになっている課題をもとに、生成AIを利用してどのように解決するかのネクストアクションまで検討いただいています。
本イベントは定期的に開催しておりますので、興味がございましたらブログ末尾の次回開催予定をぜひご覧ください。
本記事では、イベントの様子をレポートでお伝えいたします。
※1... アイデアソンとは、「アイデアソン」とは、アイデアとマラソンをかけ合わせた造語で新たなアイデアの創出を目的とした短期間で実施するプログラムです。プログラムは多様な参加者が、設定された目的やテーマについて短期間でアイデアを出し合い、アイデアの優先順位の協議の実施をして、具現化を見据えた採択を目指します。
Gen AI アイデアソンの概要
アイデアソンは Google の六本木オフィスのセミナールームを借りて開催しました。
1日の流れは次の通りです。
1. 座学 (1時間)
2. アイデアソン (3時間)
3. 発表 (1時間)
最初に生成AIの最新動向や事例を座学で学ぶことで、アイデアソンに必要な「発想のタネ」を参加者の皆様が着想しやすくしています。
以下で、各パートの詳細をレポートします。
座学
座学パートでは、後のアイデアソンでディスカッションが活発化するための準備運動として生成AIの前提知識をご紹介しています。
生成AIの可能性と、それが企業の課題をどのように解決できるのかを具体的に理解していただくために、最新の動向を踏まえ、業界を問わず様々な企業における生成AI活用事例をご紹介しました。
アイデアソン(導入パート)
導入パートで改めてアイデアソンの目的をお伝えし、今日のゴールを明確にしてアイデアソンに臨んでもらいます。
また、生成AIというカテゴリの性質上、最新情報が毎日のように更新され、発想するために技術的な知識が必要となる場合があります。それらを補うことができるよう導入パートからG-gen・Google 担当者が参加者の皆様のテーブルにつき、アイデアを出すためのサポートを行います。
アイデアソン(個人ワーク)
個人ワークでは、参加者の皆様ひとりひとりが抱えている日々の課題を「生成AI」という枠にとらわれず、自社に対して感じている課題や、社内でよく話題に上がる課題などを自由に書き出していただきます。
担当者が課題に対して参加者へ質問を投げかけ、課題の要因を洗い出すなど会話の中で徐々に思考を整理して書き出します。
個人ワークと銘打っていますが、実際には、同じグループ内のメンバーとも意見を交換しながら普段思っていてもなかなか口に出せない課題を相談するなどの場面もありました。
アイデアソン(グループワーク)
個人ワークで書き出した課題をグルーピングし、解決策を見出すところまでをグループワークで実施します。
グルーピングの方法はチームによって異なり、課題の優先順位ごとに分けているチームもあれば、手のつけやすい課題ごとに分けているチームもありました。
グルーピングが思うように進まないチームは、お客様が主体性を持って取り組めるよう各担当者が最新のツールや事例を交えながらヒントを提供するなどのサポートを行っています。
中にはグループワーク中にプロトタイプの開発と上長承認まで終わらせたグループもあり、意欲的に意見交換されていました。
最後には、アイデアソンという名前の通り、マラソンを駆け抜けたような顔で皆さんがワークを終えられていました!
発表&懇親会
各グループ10分(発表7分、質疑応答3分)の時間を設け、グループワークでまとめた課題と解決策をプレゼンいただきました!
発表の内容は、参加者全員が各社の課題に対して、さまざまな向き合い方をされていたことが印象的でした。
そして、各社が解決したい課題には共通するところがあり、質疑を通して自社でも取り組むことができないか考えをめぐらせ、アイデアの先にあるサービス化までを考えるきっかけとなっていました。
※掲載許可をいただいた清水建設様がアイデアを発表されている様子です。
発表が終わったあとは懇親会とさせていただいております。
軽食を楽しんでいただいたり、会社をまたいだコミュニケーションをとっていただくなど参加者の皆様各々で過ごしていただきました。
参加者の声
参加者の皆様から、アイデアソン参加後に以下のコメントをいただきました。
- GoogleやG-Genさんの文化も理解できて大変有意義なイベントでした。
- 生成AIを基点として、業務課題などを見える化することができました。
- 出したアイデアをしっかり時間を取って、深掘りする機会は中々なかったので良い機会になりました。
- 自社の課題を浮き彫りにして、それに対する解決策を検討するいい機会となりました。
- 生成AIのユースケース検討を通じて、技術レベルを理解することが出来ました。
総評
どのグループも参加者が積極的に意見を出し合い、どのように生成AIで課題解決をするかという本質的な議論に時間を使うことで、より深いアイデアが生まれていたように見受けられました。
アイデアソンを通じて新たなコミュニケーションが生まれたことは素晴らしい成果だと感じています。また、課題に対しての一歩を踏み出す場に携わることができてうれしいと同時に、今後が楽しみです。
次回開催予定について
次回開催予定日:2024年11月8日(火)10時〜
開催場所 :Google 六本木オフィス
参加をご希望の方は、G-genまたはGoogle Cloudの営業担当までお知らせください。
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