Google Cloud の基本的な設計思想や権限まわりの特性を体系的に学べるプログラム
お客様概要
商号:株式会社ストリートスマート
資本金:6,000万円
業務内容:企業・教育機関向けのDXやICT教育の推進・活用支援、ならびにソリューションの企画開発・販売
従業員数:47名
URL:https://www.street-smart.co.jp/
今回お話を伺ったのは
クラウドエンジニアグループ
上級スペシャリスト
川越 英昭 様
背景と課題
Google Workspace の導入支援に際して、Google Cloud の領域も含めたDXの推進が必要とされる場面で、基本的な設計思想や技術情報を体系的かつ網羅的にお客様へインプットしたいと考えたため
貴社の事業内容について教えてください。
当社は、 「テクノロジーと『人』をつなげる」をミッションに、 Google Workspace のスペシャリストとして、様々な企業様や教育機関様へ向け、導入支援や運用コンサルティング・研修などをおこなっています。
部門のミッションをお伺いできますか。
学校や教育関連のお客様から、エンタープライズクラスの企業様まで様々なニーズにお応えできるよう、業務にマッチするようなシステム設計から、導入までをサポートさせていただくのがメインのミッションですね。
昨今は企業・学校問わず、オンライン化が進んでおり、 Google Workspace 導入の追い風になっていると思いますが、実際にニーズは増えているのでしょうか?
確実に増えています。
実際に、我々にお問い合わせいただく際も、ただグループウェアを入れたいという漠然としたお問い合わせではなく、『オンライン授業をしたい』『掲示板のような書き込み機能をセキュアに実現したい』など、具体性をもったお問い合わせが増えてきました。
このような状況から見ても、単に流行り物に乗っかるのではなく、自身のビジネスモデルやニーズがはっきりしていて、そこに対しての有効なツールであると認識した上でお問い合わせいただいているのではないでしょうか。
ユーザー様が今まで以上に自分事として意識を持っていると感じます。
Google Workspace はそれらのニーズに対しては有効な選択かと思いますが、導入支援を行う上で難しい場面などはあるのでしょうか?
バックエンドサービスやインフラ選定などについては、 Google Cloud の知見が求められるケースがあり、お客様に正しい情報をインプットすることが求められます。
企業や学校など既存の組織がある場合は、その組織にマッチしたようにシステムを設計する必要があります。
Google Workspace はあくまでも直接ユーザーが利用するツールであって、その裏では Big Query などの Google Cloud サービスが動いています。
最近では、ユーザー利用情報など、データの利活用を重要と位置付けているユーザー様も増えてきているので、 Google Cloud に関する知見の重要性は上がってきています。
今回受講いただいたトレーニングは Google Cloud 認定トレーニングの中でも基礎的なものでしたが実際にご受講いただいてどのように感じましたか?
もともと業務で使うサービスについては実務経験があったので、トレーニング内容の大半は既に知っているものでした。
しかし、それらのサービスが動いているネットワークや各種権限周りの部分など、改めて理解を深めることができたと思います。 Google Cloud の基本的な設計思想であったり、権限まわりの特性などはとても勉強になりました。
我々は単に Google Workspace を導入するだけではなく、それらのサービスで、お客様の業務を効率化させたり、コストを削減することが本質的な目的となります。
その際、『バックエンドのサービスが妥当な設計であるか』が非常に重要になってくるわけです。
システムで動くリソースがどのようにパフォーマンスを上げていて、それらが費用対効果の観点から妥当な選択肢であるかどうかを評価するには、体系的に Google Cloud というもの自体を知らないといけません。
普段 Google Cloud のサービスには触れているものの、トレーニングで学んだ内容のような基本的な部分をしっかりと学び直すことができました。
このトレーニングについては、どのような方におすすめできると思いますか?
業務上 必要にかられて Google Cloud の各種サービスの使い方を学ぶケースは往々にしてあると思いますが、その際に体系的に基本的な部分から理解を深めるようなアプローチをする方は稀だと思うんですよね。
その点、このトレーニングでは基本的な部分の説明に時間をかけてくれるので、非常に有益だと思います。
今後TOPGATEトレーニングに期待することを教えて下さい。
今回受講したプログラムでは、Google Cloud の基本設計や権限まわりの特性などを再確認できました。
現在、企業や教育機関のDX化ニーズも多様化してきていますので、応用的な Google Cloud の活用や、Tipsを公開するプログラムがあると嬉しいです。
貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
■研修プログラム
・コース名
Google Cloud Fundamentals : Core Infrastructure
・コース概要
Google Cloud(GCP) のプロダクトとサービスの概要を学習する1日の Google Cloud(GCP) 入門トレーニングです。講義、デモ、ハンズオンラボを通して、Google Cloud(GCP)の価値と、クラウドベースのソリューションをビジネス戦略に取り入れる方法を学びます。
■学習目標
・Google Cloud(GCP) のプロダクトとサービスの目的と価値を理解する
・Google Cloud(GCP) のサービスを操作する
・Google Cloud(GCP) が実際にどのように使用されているかを説明する
・Google Cloud(GCP) 上のアプリケーション デプロイ環境を Google App Engine、Google Kubernetes Engine、Google Compute Engine から選んで使用する
・Google Cloud(GCP) のストレージ オプションを Google Cloud Storage、Google Cloud SQL、Google Cloud Bigtable、Google Cloud Datastore から選んで使用する
・BigQuery(Google のアナリティクス用マネージド データ ウェアハウス)を基本的な用法で使用する
・Cloud Deployment Manager(テンプレートを使用してクラウド リソースを作成、管理する Google のツール)の基本的な用法を習得する
・Google Stackdriver(モニタリング、ロギング、診断を行う Google のシステム)の基本的な用法を習得する
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