株式会社CORNER PRINTING様 インフラエンジニア不在を乗り越え、開発に特化した DevOps 環境を構築

株式会社CORNER PRINTING様 インフラエンジニア不在を乗り越え、開発に特化した DevOps 環境を構築

「インフラエンジニア不在で、フォローしきれないインフラ周りの課題を G-gen に依頼し、DevOps 環境でパフォーマンス向上とコスト削減が実現できました」 株式会社CORNER PRINTING 依田隼門氏

システムの最適化に向け、フルスクラッチで構築した Google Cloud の再構築を G-gen に相談した株式会社CORNER PRINTING。その再構築のプロセスや得られた成果、今後の展望について、CORNER PRINTING のインフラ部門リーダー 依田隼門氏にお話を伺いました。

株式会社CORNER PRINTING様

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CORNER PRINTING はTシャツ、キャップなどのオリジナルアイテムを、小ロットで安く、早く、簡単に作成・販売する D2C サービスを展開。細かい箇所へのプリントやシルクスクリーン上の刺繍など、複雑な要望にも応えられるのが強みです。大量生産ではなく、コミュニティや仲間うちで「自分たちだけ」のつながりのあるモノを求める層に支持され、2016 年の設立以来、前年比 120% で成長を続けています。

  • この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています。

人材リソース不足の解決策として、サーバーレス構築を検討

CORNER PRINTING では、Tシャツ、キャップなどに複数の加工を施すなど、それぞれの顧客の要望に合わせてきめ細かい制作・販売を行っています。そのビジネス特性から、どうしても一般的な EC サイトを利用した受注管理システムを利用することはできませんでした。また、決済に関しても注文後にデザインを入稿してもらい、その加工内容やロット数に応じて支払い金額が確定する仕組みであることから、フルスクラッチで EC サイトを構築する必要がありました。

同社は EC サイトを構築するプラットフォームとして、Google Cloud を2018年から導入しており、自社の EC サイトや受注管理システムの開発・運用は内製する方針をとっていました。

これらを一手に担うのが、インフラ部門リーダーの依田隼門氏です。依田氏はアプリケーション開発を得意とするエンジニアのため、インフラ周りに不安があったといいます。「事業が拡大する中で、インフラ部門のリソースが不足してきました。これを少しでも解消するため、サーバーレスで DevOps 環境を構築しようとしたのですが、自分で調べてやってもうまくいかず、なぜエラーが出るのも分かりませんでした」。

将来の内製化に向け、G-gen の伴走型支援で社内のスキル向上を期待

Google Cloud 社より 導入・運用支援会社をいくつか紹介してもらいましたが、その多くは運用代行を提供するパートナーでした。その中で、G-gen だけが、将来の内製化に向けサポートしてくれる「伴走型支援」のサービスを提供してくれるものでした。依田氏は G-gen 選定の理由を次にように語ります。「管理は丸ごとお願いしたいですが、その内容は当社でも分かっておきたい。ですから、伴走型支援で社内のスキル向上を図り、最終的に内製化を目指すことにして、G-gen にサポートをお願いしました」。

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再構築のイメージとして伝えたのは、開発に集中できるよう、不慣れなサーバー管理をなくすべくサーバーレスにすること。また、1 つのプロジェクトに対して複数のサービスを詰め込んで開発されており、管理が複雑化していたため、1 プロジェクトで 1 つのサービスという形にすること。そして、Cloud SQL や Cloud Load Balancing、Cloud Storage などを分散させて利用したいということでした。

それに対して G-gen がアセスメントしたところ、実際に仮想マシン(VM)がオーバースペックになっていたり、キャッシュサービスが利用されていないために EC サイトの画像表示が遅くなっていることなどが分かりました。また、DDoS 攻撃などの脅威リスクに備えて、セキュリティ面の強化も推奨されました。

組織構造の最適化から、再構築をスタート

そうして、2022年12月から約3ヵ月で DevOps 環境への再構築が行われました。当初は約半年かかる見込みでしたが、ビジネスにおいてスピードを何より重視する CORNER PRINTING 社の要望に合わせ、工数などを調整した結果です。「G-gen からは、Docker を使ってモダンなアーキテクチャにするよう勧められました。その結果、アジャイル開発に最適な環境にできたと思います」と依田氏は語ります。

その最初のステップとして、まず組織構造を最適化するため、サービスごとにフォルダを分け、開発環境と本番環境とでプロジェクトが混在していたのも改めました。また、これまではその存在が認識されていなかった Security Command Center を、組織全体で有効にしました。

同時に、サポート体制を整えるために、G-gen の請求代行サービスを導入。これにより、G-gen の技術サポートが無償で受けられ、品質・スピード・コストに優れた専門エンジニアに頼れる体制ができました。「おかげで私自身が、本来の専門分野である開発に専念しやすくなりました。また、ポイントとなる部分のドキュメントを残してもらったので、自身で確認し、理解ができます。まさに希望通りですね」。(依田氏)

Cloud CDN にキャッシュを持たせ、画像表示速度が 20~30 %向上

再構築の次のステップでは Cloud Run を導入してコンテナ環境でのサーバーレスを実現。前段に Cloud Load Balancing と Cloud Armor、Cloud CDN を設置することで、トラフィックに柔軟に対応でき、DDoS 攻撃への備えも万全になりました。「特に成果として喜ばしいのは、Cloud CDN にキャッシュを持たせることで、EC サイトの画像の表示速度が20~30%ほど向上したことです。さっとスクロールしても画像表示が途切れることがありません。顧客満足度を向上させてビジネスに貢献するとともに、スピードを重んじる社長にも高く評価されました」。

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構成図

また、今回は Cloud Build を使ってCI/CDパイプラインを構築し、GitHub でコミットを行うと自動的に本番環境や開発環境にもデプロイされる流れを作りました。このようなアジャイル環境の構築により、市場投入スピードも向上したといいます。

さらに、Cloud Logging を設置したことで、エラー等を早期に把握できるようになりました。開発時に動作テストは実施していますが、EC サイトではお客様の使われ方によって想定外のエラーが発生する場合があります。「そうしたユーザーが生成するログも見られるようになり、対応がしやすくなりました」。

運用コストを大幅に削減。新たな環境で、エンジニア採用を強化

こうしてシステムを再構築したことで、以前はオーバースペックで何とか対応していたものが最適化でき、運用コストが一気に削減できたといいます。その後の調整で、実際の運用に適したインスタンスや CPU の追加を行いましたが、それでも十分コスト削減につながっています。

また、依田氏自身は「サーバーのことを意識せずに、日々業務に取り組めるようになったのが何より」だといいます。そうして余裕ができた分で取り組みたいことの 1 つが、EC サイトのデザインの改善だそう。「現在の EC サイトは、まだまだ当社の魅力を 100 %伝え切れているものではないと思うので、UI/UX の観点から見直したいです。バックエンドと同様、フロントエンドも向上させたいですね」。

もう 1 つ取り組みたいのが、受注管理システムと EC サイトを API 連携し、情報を共有することだといいます。現在は、注文の度にお客様と自社に完了メールが入るので、それをコピーして受注管理システムに手動で入力しているとのこと。「うまく自動化を図れないか、検討していきたいです。そうしたことを含め、会社全体で DX を推進していくときに、今後も特にインフラ関連では G-gen を頼りにしています。また、改善したいことや新たにやりたいことも目白押しなので、特にインフラ周りに強いエンジニアの仲間が欲しいですね」。

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