NE株式会社様 Cloud Run導入によるシステム構築事例

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「Cloud Runは面倒な設定をしなくても、デプロイしたらすぐに使える状態になる。コンテナ環境でのシステム構築がシンプルで、わかりやすく運用できるところに魅力と可能性を感じています」
NE株式会社 髙橋洋平氏

社内システムにCloud Runを導入することで、コンテナ環境でのシステム構築を実現したNE株式会社。アプリ開発のスピードアップやコストカットなどのメリットなどについて、NE株式会社 執行役員 兼 開発統括部 マネージャー 髙橋洋平氏に伺いました。

Cloud Runの導入によりコンテナ環境でのシステム構築技術を習得

ECサイトの管理プラットフォームや、EC事業者向けのコンサルティングを得意とするNE株式会社。お客様にシステムの提案をする機会も多いといい、その際に「 AWS 以外の選択肢も提供したい」という思いを抱えていました。
新たな選択肢として同社が注目したのは Google Cloud 。まずは社内向けのシステムに Cloud Run を導入し、G-gen のサポートを受けつつ、コンテナ環境でのシステム構築を実践しています。

NE株式会社は持ち前の技術力を生かし、自社システムの運用を通して Google Cloud のノウハウを吸収中。今後はお客様に対しても、ニーズに応じたメリットの大きい提案やサービス提供を目指していきます。

順調な業務拡大の一方で「AWSしか提案できない」ことが課題に

2022年5月に設立したNE株式会社。提供するサービスはECのサポートが中心で、複数のECサイトを一元管理するプラットフォーム「ネクストエンジン」の運営や、EC事業者向けのコンサルティング、自治体向けに「ふるさと納税」の支援事業などを手がけています。すでにネクストエンジンの利用者は5,500社を超え、流通総額も1兆円を超えるなど、同社の事業規模は急速に拡大中です。

膨大なECデータを日々扱うNE株式会社は、技術力の高さにも強みがあります。コンサルティングに加えて、お客様のシステム構築をサポートしたり、DX支援をする機会もこれまで数多くありました。

一方で、同社はシステム構築に関するノウハウ不足という課題を抱えていたといいます。NE株式会社 執行役員 兼 開発統括部 マネージャー 髙橋洋平氏は「当社の社内システムが AWS だったこともあり、お客様にAWSという選択肢しか提供できない状況に危機感を感じていました」と語ります。

自由度の高さとコストメリットの高さが Cloud Run 導入の決め手

AWS に代わる選択肢として、髙橋氏が注目したのが Google Cloud です。お客様に提案できるノウハウを身に付けるため、まずはG-genのサポートで社内向けに Cloud Run を導入することにしました。髙橋氏はこのように語ります。

「もともとCloud Runに興味があったため、選択肢の候補としては Google Cloud 一択でした。Cloud Run の強みについては『自由度が高い』『コストメリットが高い』という評価を耳にしていましたが、そもそも自社で使ったことがないシステムをお客様に提案することはできません。そこでG-genさんにシステム構築までお願いして、そのノウハウを吸収しようと考えました」

Cloud Run が導入されたのは、同社のコンサル事業でお客様の広告運用支援をする部署です。髙橋氏がG-genにアプローチしたのは2022年6月ごろのことで、8月に詳しい説明を受け、11月末には新しいシステムの構築が完了しました。本格運用はこれからですが、システム構築までの流れについて、髙橋氏は「導入スピードが速く、シンプルでわかりやすかった」と語ってくれています。

Cloud Run のノウハウをコンサル以外の事業にも広げていきたい

「今回は初期構築までお願いして、その構成を学べました。次に自社で新しいアプリケーションを作るときには今回の構成を元に深掘りしていければと思います」と語る髙橋氏。一方で「今はまだ開発が途中なので、まずは社内の広告運用を通してシステムの本番運用をしっかりやっていきたい」と気を引き締めます。

「技術を習得したら、コンサルティング以外の事業でも Cloud Run を活用したいと考えています。たとえばネクストエンジンでは外部のアプリ開発者向けにAPIを提供しているのですが、アプリのひな形も Cloud Run で提供すればもっと簡単にアプリを作れるようになるでしょう。将来的にはコンサルティングの際に Google Cloud をお客様に提供したり、お客様が使っている Google Cloud 環境の中でデプロイをする可能性もあります」。

とはいえ、NE株式会社の事業はあくまで「EC事業者さんが売り上げを上げて、事業を成功させるところに寄り添う」こと（髙橋氏）。コンサルティングに集中するため、システム構築やその後の運用についてはG-genにアウトソースすることも考えているといいます。

「今回の導入を通して、G-genさんの手厚いサポートには衝撃を受けました。これからも一緒に力を合わせて行きたいと考えています」と髙橋氏は語ってくれました。

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